練馬区早宮のコンチェルトはりきゅう院です。
東洋医学と西洋医学を併用して、腰痛や肩こりだけでなく、不妊症の体質改善から産後の骨盤矯正、逆子のお灸、安産のお灸、美容針などお困りの症状を改善するお手伝いを行っております。
有楽町線の平和台や氷川台から徒歩でお越しいただけますので、お悩みの症状など御座いましたらご相談ください<m(__)m>
さて、本日は帯状疱疹の鍼灸施術方法についてご説明いたします。
帯状疱疹のウイルスは水疱瘡と同じウイルス=水痘・帯状疱疹 ウイルス(VZV)で、子供のころに水疱瘡にかかった方の場合、水疱瘡の症状が治まった後もウイルスは身体の末梢神経に潜伏しております。
そして、体力が低下したり強いストレスにさらされると、体に潜伏したウイルスが再活動を始めて、痛みや麻痺などの神経症状を引き起こし、その後で皮膚に発疹が出始めます。(写真は、神経症状が出てから4日目で、皮疹が出て2日目の右大腿前面)
この体力が低下した状態を東洋医学では気が不足した状態=気虚と捉え、皮膚の紅斑や疱疹などは身体の中の血や水分の流れが悪くなることで熱がこもることで出てくる=血熱・湿熱などと考えます。
発症してすぐの時は、気を補うよりもまずは外邪(ウイルス)を体外に排出することを優先するのですが、鍼灸で最も即効性が有るのが刺絡という方法になります。
刺絡直後の写真がこちらです。(普通の鍼施術と違い少しだけ痛みを伴いますが、何をしても治らなかったような症状が劇的に改善することもあります。)
下の写真が刺絡をして2日後ですが、赤みが引いて範囲も狭くなっております。病院での診察も受けましたが、予後はかなり良いとのことです。
ちなみに、病院で処方されたのはバラシクロビル(抗ウイルス薬)、カロナール(鎮痛薬)、ゲーベンクリーム(細菌の増殖を抑制する塗り薬)の3つですが、使ったのはバラシクロビルのみです。
今現在は帯状疱疹後神経痛が少し出ているので、今後は神経痛へのアプローチをブログ形式で報告させて頂きます。
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