練馬区早宮のコンチェルトはりきゅう院です。
東洋医学と西洋医学を併用して、腰痛や肩こりだけでなく、不妊症の体質改善から産後の骨盤矯正、逆子のお灸、安産のお灸、美容針などお困りの症状を改善するお手伝いを行っております。
有楽町線の平和台や氷川台から徒歩でお越しいただけますので、お悩みの症状など御座いましたらご相談ください<m(__)m>
先日の聞診に続きまして、四診シリーズ第四弾として切診の説明をさせて頂きます。
切診とは脈診や腹診などのことで、患者さんに直接触れて気・血・水の病態や病気の経過を判断する際に用います。
脈診で言えば、脈の速さが速ければ身体に熱がこもっていて、遅ければ身体が冷えている状態と判断したり、脈に軽くふれて触れる浮脈という状態なら身体の表面で免疫機能が病気と戦っている状態と判断し、手首の脈がしっかり触らないと触れられないようだと沈脈といって病気が長く続き慢性化した状態と判断します。脈の速さなどは個人差が有るのですが、基本的には一呼吸の間に6回以上脈を打っていたら速い脈、3回以下だと遅い脈と判断します。ただし、サッカーや長距離走など心臓に負担のかかる激しいスポーツを行っていた方は普段から脈が遅くなりますので、普段の脈と比べて速いのか遅いのかが重要となります。
腹診の方法は、お臍あたりを押して痛みが有れば脾(消化器)の不調と考え、右の肋骨弓下縁の肝臓の上を押して痛みが有れば肝(ストレスなど)の不調と捉えます。(施術する先生によって考え方は違うので、一例としてのご説明とお考えください)
全ての診察方法で言えることですが、一つの情報だけで判断するのではなく総合的に診て判断することが重要です。
たとえば、問診で瘀血の所見である「刺すような痛み」を患者さんが訴えても、舌の状態やツボの反応などもしっかりと診て、どのような理由で「刺すような痛み」を生じているのか判断して、瘀血によって気が巡らなくなったのか、気が巡らなくなって瘀血を生じたのか、冷えが原因で生じる寒凝血瘀なのかなど、一つ一つの所見や生活スタイルなどを伺いながら、病気が発生した原因からその後の経過を確認して施術方法を決める必要があります。
今回で東洋医学の診察方法の4つ全てを簡単にご説明いたしましたが、今後はもう少し掘り下げた具体的な診察方法の説明も行っていきたいと考えております(@^^)/~~~
2014
02Dec
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