先日に引き続き、家庭でできる不妊症のお灸について説明させて頂きたいと思います。
タイトルに書いた「へその三角灸」は台湾でも良く使われるツボですが、日本では豊臣秀吉にも仕えた中条帯刀という金創医(軍の外科医)が中条流子孕(ちゅうじょうりゅうこばらみ)として始めたと言われております。
ツボの取り方は、ちょっと変わった方法ですが、へそを頂点としてご自身の口の横幅(口角から口角)を1辺とする正三角形を作ります(^▽^;)
へそにはお灸をせず、へそより下の2点に熱が透るまでお灸をします。
ご自宅でお灸をする際には、薬局などで市販されている長生灸やダルマ灸などの温灸を使っていただければ火傷のリスクも低いので良いかと思います。
基本的には、熱を感じだして少し熱いな~と思ったら、その時点でお灸を取り除いて終了です。
熱を感じにくい方もいらっしゃいますので、熱を感じないからと言って同じ場所に何度もお灸をせず、多くても1度に2回までとした方が良いです。(お灸の種類にもよるのですが、熱が低めのタイプをお勧めします。)
お灸をする際には水をはった灰皿などをすぐ近くに置いておき、熱くなったらすぐに火を消せるように準備してくださいね(^.^)/~~~
お灸の効果としては子宮の環境を良くする、ホルモンバランスを調整するなどと言われておりますが、私自身の臨床の経験としては、卵胞の発育状態が良くない方に対して特に良い効果が表れると感じてます。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の患者さんにはクロミフェン療法(クロミッドなど)が行われますが、お灸にはクロミッドのような子宮内膜が薄くなったり頚管粘液が少なくなるといった副作用がないのでお勧めです。
私の妻も卵胞が育たず二人目不妊だったため、へその三角灸を施た結果・・・可愛い男の子を授かることが出来ました(‐^▽^‐)
(へその三角灸以外にも三陰交のお灸や全身的な鍼治療など他の施術も行っております)
高度生殖医療(ART)を受けていらっしゃる方も鍼灸を併用することで妊娠への近道になるかと思いますので、不妊治療を行っている鍼灸院を受診してみても良いかと思います。
当院は練馬区早宮にございますので、有楽町線の平和台・氷川台から徒歩でもお越しいただけます。駐車場のご用意もございますが、車でお越しの方はご予約の際に駐車場の空き状況をご確認くださいm(__)m
2014
28Nov
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