こんにちは、練馬区平和台(有楽町線・副都心線)のコンチェルトはりきゅう院、院長の松浦聡です。
本日は不妊症関連の内容で、食事からの栄養素の話になります。
今日のテーマは、栄養素の中の一つ脂肪酸・・・脂肪と聞くとネガティブになる女性は多いと思いますが、ホルモンの原材料だったりもしますし、細胞膜や血液にもなるので、とても大切な栄養素です。
私自身もコロナにより活動量が減って、人生で初めて「少しやせようかな?」と思うくらいに体重が増加しました( ̄▽ ̄;)
さて、脂肪酸にもいろいろと種類があるのですが、大きく分けると体内で合成できる脂肪酸と、体内で合成できない必須脂肪酸に分けられます。
必須脂肪酸は更に、多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸に分けられ、さらに多価不飽和脂肪酸はn-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸にられ・・・と続けると、今日のテーマから離れて行ってしまうのでこの辺で止めておきます!
様々な脂肪酸がある中で、体に良いイメージを持つ脂肪酸もあれば、体に悪影響を及ぼしそうな脂肪酸もあります。
健康的な食生活を意識している方で、魚などに含まれるDHAと、お菓子やカップ麺・加工食品に含まれるオメガ6系リノール酸のどちらが体に良さそうかと聞かれたら、たぶん大多数の方は魚などに含まれるDHAの方が体に良いと答えると思います。
私もそう思ってましたし、今もそう思ってますが、リプロダクションクリニックの北宅先生が「妊娠に良い脂質」というブログを書かれていて、驚くような内容が書かれていたのでシェアしたいと思います。
ネタ元のブログはこちら↓
https://ameblo.jp/koetaro/entry-12494512200.html
ブログでは、エゴマ油や亜麻仁油に多く含まれるαリノレン酸の過剰摂取に注意喚起されていて、お菓子やカップ麺・加工食品に多く含まれると言われる、オメガ6系リノール酸が卵子の質の改善や着床に良い影響を与えると書かれており、あまりにも不思議な内容。
それもそのはず、リノール酸は炎症を引き起こすアラキドン酸に代謝される脂肪酸だが妊活に良い影響があると書かれてあり、妊活時の食生活にお勧めの魚に多く含まれるEPA・DHAに代謝されていくと言われるリノレン酸の過剰摂取には気を付けるように書かれていました。
ということで、恐れ多くも北宅先生にブログから質問させていただいたところ、ご丁寧に回答いただけました( ..)φメモメモ
ちなみに、質問を送った丁度その日に北宅先生がアップされたブログで、食事と子宮筋腫というテーマを紹介してくださってましたが、体に良さそうなn-3系多価不飽和脂肪酸(αリノレン酸など)摂取と子宮筋腫の間に逆相関関係が示されておりましたΣ(・□・;)
https://ameblo.jp/koetaro/entry-12612389741.html
この二つのブログを通して、北宅先生のご回答としては、「どんな栄養素でも過剰や不足が問題になるのかなと考えます」とのこと。
そうですよね!
全身のメンテナンスを行う必要がある鍼灸師として、木を見て森を見ずではダメだと思います。
身体に悪そうな栄養素でも妊活の際には役に立ったりもするので、体に良い物とはいえ過剰摂取はダメですし、何でもそうですがやりすぎは禁物ですね!
不妊症・不育症でお悩みの方は是非一度コンチェルトはりきゅうにご相談くださいませ♪