こんにちは、コンチェルトはりきゅう院の松浦聡です。
私個人の悲しい報告ですが、2か月前の5月4日に、我が家の愛犬「福」が亡くなりました。
近所を散歩している時に福をかわいがってくださった皆様には感謝申し上げるとともに、報告が遅くなったことをお詫び申し上げます。
犬が好きな患者さんとは施術中にも犬の話をしていたので、極力早めに報告しなくてはと思い、施術中に報告していたのですが、亡くなってから2~3週間くらいの間に報告した数名の方には、感情を抑えられず施術中に涙が止まらなくなり、施術を中断してご迷惑をおかけいたしましたこと、この場で改めてお詫び申し上げます。
私の悲しみに寄り添って、一緒に泣いてくださった方もいらっしゃいましたが、本当にありがとうございます。
施術の結果としてしかお返しできませんが、本当に感謝しています。
さて、本日で二度目の月命日を迎えましたが、家族との死別は簡単に割り切れることではなく、いまだに寂しい気持ちでいっぱいです。
小生は中学生のころに2~3回目の反抗期にはいり、心配した両親の計略で「猫を飼えば、聡は家にいる時間が増えて、家族の会話も増えるはず」と、まんまと策にはまりました。
小生が30歳の時に件の愛猫が亡くなってしまい、それからは寂しさに耐えられないので動物を家族に迎えるのはやめようと心に誓っておりました。
しかし、ペット産業の残酷なことを知ってしまい、自分なりに動物の幸せのために取り組んできたつもりでしたが、寄付した保護団体がまともな活動を行っていなかったり、営利目的で殺処分0を謳うだけだったりと、動物保護ビジネスに騙されていることに気が付いて、それからは保護団体への寄付をやめてしまいました。
しっかり活動している団体もあったかとは思いますが、そういった団体は募金活動を積極的に行っておらず、自分の忙しさにかまけて寄付することを忘れて疎遠になってしまっておりました。(国〇なき医師団への寄付は、数年前に問題となったニュースをみてやめました)
そんなこんなで、全ての慈善活動をやめてしまっていた時に、友人の紹介で知ったのが、繁殖犬を早期リタイヤさせてあげるために、保護して譲渡するという活動をしているかたの存在で、その活動に興味を持ちました。
その方を100%信用したわけではないのですが、直接お話を伺って、過去の活動なども拝見したうえで、つらい思いをしている犬猫に、少しでも楽しい余生を過ごしてもらえたらと、愛犬のフレンチブルドッグ福を譲渡していただきました。
3年前の3月11日、コロナ禍初期の真っただ中、拙宅に迎え入れられた福でしたが、野球部に所属していた息子たちの希望で某野球漫画のパクリで「パンチ」と名付けられそうになりました。
女の子なのにパンチはさすがに不憫なので、東日本大震災の日でもあったので震災の被害を忘れないためにもと、福島県の福の字を名前としました。
譲渡前から皮膚の病気から耳血腫を患っていて耳が変形していて、乳腺腫瘍(良性か悪性かは不明)の手術が必要とは分かっていて、他の子に比べて医療費が継続的にかかることは想像しておりましたが、自分自身の罪滅ぼしも兼ねて、これも御縁だと思い引き取りました。
私としては、福を保護して幸せにしてあげようという、今振り返ってみると上から目線での動機でしたが、実際に家族として迎えてからは、どれだけ福に幸せをもらっていたのか、どれだけ福に助けられて支えられていたのかを痛感しています。
福がいなくなってからの1か月は、自分自身が何のために生きているのか分からず、「生まれてしまって生きてきたのだから、これからも生きていかなければ」というネガティブな毎日で、夜も眠れず精神的につらい日が続いていました。
まだたくさんの繁殖犬猫が助けを必要としている中、動物の幸せを守る取り組みを手伝いたいとは思いつつ、1か月が過ぎ49日を過ぎても、情けないことに新しく犬猫を保護しようという気力は奮い起こせません。
申し訳ないですが、自分で新しく家族を迎え入れるのは難しいので、妥協策として改めて保護団体への寄付をすることにいたしました。
これまでの活動をSNSなどで見てきて、真摯に活動されていると感じられたので、間接的にも御縁は全くありませんが、女優の杉本彩さんが代表として運営されている保護団体Evaさんの賛助会員として、少ないですが年間3万円の寄付から活動を再開いたしました。
Evaさんのこれからの活動などを自分でも精査して、活動内容を信頼出来たら、改めて寄付金額を増額していきたいと思います。
福が死んでしまって2か月がたち、自分自身の死生観も変わってきました。
以前の私は、遺骨は樹木葬もしくは散骨希望で、葬式無用戒名不要と家族には伝えていましたが、福と一緒のお墓に入れるのならそれも有りかなと思い始めています。
そして何より、新しい目標も生まれました。
保護犬保護猫が正スタッフとして常駐しつつ、自分のペットと入れる老人ホームを設立したいというのが現在の目標です。
もちろん、飼い主が先に亡くなられても、家族のペットはホームで最後まで責任をもって養っていきます。
*ペットの年齢や持病などからの費用問題になりますし、どこまで延命するのかなども飼い主との意思統一が必要とは思います。
飼い主が先に死んでしまっても、常駐保護犬猫やホームの他の入居家族のペットと普段から接していれば、飼い主が先立っても残された子の寂しさをまぎらわせることが出来て、安心して先立てるのではないかと思っております。
スタッフの絶対条件は動物が大好きなこと、天気のよい日は中庭の屋外ドッグランで自由に遊び、天気が悪い日や寒い日は屋内のプレールームで遊ばせてあげて、性格の合わない子もいるだろうから、時間を区切って相性の良い子同士で遊べたら最高だな・・・なんて妄想していると生きていく気力も出てきました!!
老人ホーム設立には億単位のお金がかかるのは間違いないので、今現在の私からすれば夢物語ですが、夢実現への勉強をしつつ、クラウドファンディングの方法なども調べて、Xデーに向けて一日一日頑張っていきたいと思います。
最後に、福ちゃん今までありがとう、いつの日か天国で一緒に暮らせるように、パパも徳を積み上げられるよう仕事頑張ります!