本日のブログは前回の続編で、富士登山二日目になります。
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さて、二日目の内容に入る前に、初日の夕方から夜にかけてのお話を少々。
山小屋からの風景として楽しみにしていたのが、富士山の影が雲海に映し出される「影富士」と、柄じゃないかもですが星空の二つ。
私が山小屋に泊まった日の夕方はガスが出ていたため影富士を見られませんでしたが、夜は期待以上に良い星空を見ることができました♪
ちなみに、まだ20代の頃にインドとパキスタンの国境付近の砂漠を旅したのですが、砂漠の寒さに震えて目を覚ました時、空一面を隙間がないくらいに星が輝いていました。
このインドの星空は人生で一番感動した瞬間と感じていて、いつか息子たちと一緒に見れたら良いな~と思ってます!
星空を見終えて、ベッドに戻った時にふと気が付いたのが、静岡側からの須走ルートは本8合目から吉田ルートと合流するということ。
弾丸登山ができないため山小屋前が静かだろうということも考えて吉田ルートにしたのに、詰めが甘かった・・・かと思いきや、山小屋前はそれほど五月蠅くありませんでした!
遅めに登り始めた宿泊客で、山小屋内は21~22時くらいまで賑やかでしたが、我慢できないレベルではなく、息子たちは爆睡で全く目を覚ましませんでした。
しかし、13:30頃にはツアーで山小屋泊のC国人団体が活動を始めて、さすがの息子たちでも目が覚めて二度寝は出来ない五月蠅さ(;´д`)
図らずも子供たちも早めに目が覚めたので、体調チェックと天候チェック!
天気もしくは体調が悪ければ、山小屋前で御来光を拝んで、山頂まで登らずにそのまま下山も考えておりましたが、天気は晴れていて風も吹いておらずベストコンディション\(^o^)/
子供たちの体調も全く問題ないので、御来光のタイミングに山頂につくよう3:00に山小屋から出発しました。
本来なら8号5勺から山頂まで1時間程度で、御来光は4:50頃なので早すぎるくらいですが、山頂での御来光を見るうえでは渋滞を計算に入れて1時間30分程度必要かと考えました。
写真は、御来光館から山頂に向かって登る登山客の列です!
山小屋のスタッフさんに話を聞いてみても、週末だと渋滞がすごい様なので、山頂までの時間を正確に計算は難しいそうです!
確実に山頂で御来光を拝むには、山小屋を極力早めに出発すればよいのですが、私自身が寒いのが苦手なので、間に合わなければ登山途中に見ればよいかと思ってました。
さて、登り始めて30分ほどですかね、9合目あたりから気のせいか少し頭痛がする(?_?)
もしや高山病の初期症状かも?とは思いましたが、症状は軽度で山頂近くまで来ているので、とりあえず山頂を目指しつつ、昨日から続けている高山病対策の深呼吸をひたすら行いました。
そこからは、頭痛もそれほど悪化せず、無事に山頂に到着\(^o^)/
疲労度としては、長男はかなり疲れている様子で、富士山の火口を一周ぐるっと回るお鉢巡りはパスしたいとのこと、次男はそれほど疲れておらず、お鉢巡りしてもしなくてもどっちでもよいとのことなので、お鉢巡りは行わず弁当を食べて下山することに。
写真は山頂での御来光です!
息子たちは御来光に感動するでもなく、御来光を使ったトリックアート写真づくりに夢中になってました(ノД`)・゜・。
ちなみに、ネット情報では下りの所要時間は3~4時間と、登りの6~7時間よりだいぶ短く記載された情報が多いです。
下山の時間の短さを疑いつつ下山を始めたのですが、登りと違って足が滑って前に進みやすく、走って下っていく外人さんもいたりして、確かに時間はかかりません!
ただし、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)でブレーキをかけながら下山していくので、大腿四頭筋の疲労は出やすく、膝に痛みが出やすい方は注意が必要です!!
6合目くらいまで下山したときには、私は膝の痛みが出始めて、右膝は屈曲すると痛みが出る状態になってました。
5時過ぎに下山を始めて約3時間後の8:30、5合目登山口に戻り無事下山終了\(^o^)/
下山後の私の感想としては、縄文杉は下山後もランニングする程度の余裕はありましたし、他の山も足の痛みが無ければスタミナ的には全く問題ありませんでしたが、富士山下山後は疲労困憊で、煽ってくる息子からの挑発も完全にスルー。
若さ自慢ではなく下山時点ですでに足がやばい筋肉痛です!!
次男も野球部の練習のきつい日の数倍はきついと言ってました。
長男は二度と山には登らないと言ってます(笑)
なので、体力面に関しては、普段から運動している中学生なら問題なく登れて、文科系の高校生だとかなり疲れるかもしれません。そして、普段運動を全くしていないお父さんお母さんは最低でも半年くらいは登山に向けて身体づくりした方が無難です。
下山後はバスの時間までお土産屋さんを見ていると、何とも私のためにフルオーダーで作られたような、フレブルの福ちゃん人形が売られていて即買い(#^^#)
富士山に来る前に、夢に愛犬「福」が出た時があり、夢の中では雪が降っていて福が寒がっているんじゃないかと心配して探しに出かけたら、部屋の中に福がいた。という夢だったのですが、夢が暗示していた内容なのかと、少し幸せな気持ちになりました。
これで、恐らく私の人生最後の山登りは終了ですが、患者さんや友人と話していると、普段全く登山はしないけど富士山は親子で登ってみたいと考えている人が周りに多いことに気が付きました。
そこで、登山ど素人親子がどのように富士山に向けて準備して、どのようなことに悩み、装備を決めたのかなど、今後登る方の参考になればと、記憶に残っているうちにブログに書いておこうと思います。
私が悩んだ3項目は「①体力」「②高山病」と「③低体温症」の3つで、「①体力」に関してはここまでのブログで書いてきたつもりなので、次回のブログで「②高山病」と「③低体温症」を特にシッカリと書きたいと思います。
最後までご覧いただき有難うございましたm(__)m