前回のブログの続きになりますが不妊症治療の【経皮的経穴通電刺激法(TEAS)】を体外受精以外(人工授精・タイミング法)の方法で行っても臨床上の効果を実感しているため報告しております。
前回のブログはこちらです♪
・人工授精でのTEAS
前回のブログの不妊症症例報告に引き続き、もう一人不妊鍼灸で受診いただいた症例を報告いたします。
症例は30代前半の女性で、これまでの妊活歴は結婚して3年、病院でのタイミング指導を経てAIH(人工授精)を5回受けてすべて陰性という結果より当針灸院を受診。
週一ペースで5回ほど鍼灸施術を受けてAIHのタイミングでTEASを実施。鍼灸を始めてから初めてのAIHで初の陽性反応が出て、現在は胎嚢を確認できております。
このお二人の症例を選んだ理由は下記の通りです。
・お二人とも同じ治療方法(タイミング法と人工授精)を繰り返していた。
・ステップアップの目安の回数まで同じ治療方法を続けて全て陰性が続き、鍼灸治療を始めた。
・鍼灸を始めてから一カ月程度なので体質改善は完全でない状態。
・体質改善が進む前の段階で、同じ治療方法(ステップアップ前)にて、一度目のTEASでご懐妊された。
これらの条件より、鍼灸での体質改善が奏功したわけではなくTEASを適切なタイミングで行ったことでご懐妊につながったのだと考えております。
ご紹介した症例以外にもTEASが有効だったと思われる症例が複数あるので、当院では今後も【経皮的経穴通電刺激法(TEAS)】を適時行っていく方針です。(電気がどうしても苦手な方には無理には行いませんので、安心してご相談ください)
なお、体外受精の前日だけTEASを希望して鍼灸を受ける方と比べて、刺激に慣れてからTEASを受けていただいた方の方が着床率が高いと実感しておりますので、体外受精を検討している方は早めの鍼灸施術の受診をお勧めいたします。
2015
16Jul
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