こんにちは、音楽家のフォーカルジストニア(局所性ジストニア)を専門的に診ている、練馬区平和台のコンチェルトはりきゅう院 院長の松浦聡です。
コンチェルトはりきゅう院を開業した7年前はインターネットで検索しても、まだフォーカルジストニアの情報はそれほどおおくありませんでした。
病院のドクターでもフォーカルジストニアを知らないために誤診して、無駄な手術を行って後遺障害だけ残してしまったと思われるケースも診てきました。
患者さんからの質問で一番多いのが「私の症状はフォーカルジストニアでしょうか?」という内容ですが、残念ながら医師でないと診断権はなく、私自身は鍼灸師なので診断名をつける権利はありません。
なので、私自身が考えるフォーカルジストニアの定義をはじめ、どのような原因で発症するか、どのようなことをすると悪化していくのかなど、YOUTUBEで動画にアップしてみました!
フォーカルジストニアを疑う方の傾向として、症状のあらわれる状況は2つに分けられます。
①特定の楽器を演奏する時にのみ、フォーカルジストニアの症状が出る。(ギタリストだとギター演奏では症状が出るが、ギターネックのような形状のものを握っても症状が出ず、PCでタイピングしても症状が出ないタイプなど。)
②楽器演奏時と似たような動作をする時も症状が出る。
この分類だと、①のケースはフォーカルジストニアと診断されても、②のケースはドクターによってはフォーカルジストニアとは診断されないことが多々あります。
それでは、私自身が患者さんから質問された場合にどのように答えるかというと。
「楽器を演奏する際に不具合が生じて、他に病名がつかないものはフォーカルジストニアと考えています。」と答えております。
例を挙げると、楽器の演奏に関係なく手首が掌屈(ブラ~ンと手のひら側に曲がってしまった状態)して背屈できない方は橈骨神経麻痺という診断名がついてフォーカルジストニアではありませんが、ドラムを演奏しようとスティックを握ると掌屈してしまったり、スティックだけでなくスティックに似たような形状の細長い物を持つと不随意動作があらわれるような状態もフォーカルジストニアと考えて良いと思います。
またフォーカルジストニアの予防方法や楽器ごとのリハビリ方法なども動画で紹介していきたいと思ってますので、YOUTUBEチャンネル登録がまだの方はぜひご登録くださいませm(__)m